混色テストをしてみました。

アクリル絵の具の混色テストをしてみました。
色を混ぜることが苦手なので、まずは慣れることから始めようと思ったのです。
用意するのは、アクリル絵の具の12色セット。
いつも使ってるゴールデンのアクリル絵の具から、基本の12色セットに入ってる色を選んで、まず縦に並べます。次に、横にも並べます。あとは。縦と横の交わるところに、その2色を混ぜた色を塗ります。これを延々とくり返します。なかなか根気がいる作業です。一度塗ったら筆をきれいに洗ってからまた次の色を塗ります。すこしでも色が残っていたら、純粋な2色の混色にならないからです。途中で何度も、「あああ~もう!」ってなりましたが(笑)そこは、ガマンして続けました。
で、できたのがこんな配色表です。
意外な発見もあって面白かった! たとえば、なかなか自分の好みの黄緑色がみつからなかったのに、混ぜたら簡単に作れてしまって、え~、なぁんだと思ったり。世の中の人って、こうやって綺麗な色を出して絵を描いてたんだなぁと、今更ながら知ることができて、とてもためになりました。
ていうか、こんなことも知らずに今まで描いてたなんて、おそろしいというか(笑)。
何事も経験ですよね。絵はとくにそうかもしれません。こうすればいい絵が描けるという正しい公式があるわけではなく、試行錯誤の積み重ねで、ある日偶然にも美しい色やタッチが出る。そこに、画家自身の気の遠くなるような努力の積み重ねがあるわけですね。絵を見る人は、その一瞬の奇跡のような色に魅せられますが、じつはそこに積み重ねられた、目には見えない姿勢に感動するのではないかと、そんなことを思ったりしました。
もっと根気のある人は、18色セット、24色セット、48色セットなんかでもやってみるといいかと思います。48色セットか~。気が遠くなるな(笑)。