ピンクで気合を入れなおす!

去年の4月に武蔵美通信を始めて、2年目に入りました。1年間はとにかく夢中で、どうにかこうにか単位をとって、無事3年生に進学。専門課程の油絵学科絵画コースに進むことができました。
が、そんな中……じつはこのところ、ちょっと焦っています。
息つく間もないくらい慌ただしい日々が落ち着きかけて、ふと気づいてみると、なんと今年も、もう半分が過ぎているではありませんか。2月末の提出期限を考えれば、実動あと4か月です。
その間、何ができたかというと……、常に目の前のことに追いまくられて、それを理由にその他のことを一旦置いとこう、終わったらやろうと、そのくり返しを続けてきたような、まさに悪循環な状態。
専門課程に進めたのはいいのですが、学芸員資格を取ることも目標にしていたので、そのための科目が増え、提出課題も目が回るぐらいあるのですが、間の悪いことに3月からめちゃくちゃ厳しいヴォーカルの個人レッスンを受け始めてしまい、6月からはこれまた厳しいギターのレッスンも始めてしまったのです。習ったことを毎日ちょっとずつでも練習しようと思いながら、うまく時間を作れず、レッスンの日が近づいてきたら慌てて間に合わせる(間に合うわけないのだけど)という状況。
2013年から出している二科展は、なんとか毎年出し続けてますが、これも、毎年直前に焦ってなんとか間に合わせるという惨状が続いており、全力を尽くしているとはとても言えません。

そうは言っても、そもそも今のわたしの立場は学生なのだから、学校に入学した時点で、できるなら仕事も全部やめて、他のことはすべて一旦中断して、学業に専念するぐらい時間をかけてじっくりとやるのが本来の取り組みなのかもしれません。
じゃないと、何のために覚悟を決めたのかわからなくなる。プロのアーティストになるために、美大に進めなかった日々を取り戻して、美大卒にふさわしい実力をつけることを目標としているのに、こんな状況では難しいんじゃないだろうか。
でも、通信ってどの学科もみんな、社会人で仕事しながらがんばって続けて卒業したりするもので、ほかのことを辞めるのではなく、続けながらやりきることに意味があるんじゃないかと思ったりもしていて、いろんなことをやめる決意もつかず続けているというのが現状です。

いろいろやれてるのはいいのだけど、結局何も残らなかったということにならないように、これら続けてきたことをちょっとでもきっちりとこなせていけるように、考え方をあらためて、やり直さなければと思っているわけですが。
どうにかして切り替えたい。リセットして、立ち上がりたい。どうすれば……?
で、手始めに新しいお財布を買ってみました(笑)。今までけっこう長い間使ってきた黒いお財布を、古くなったのを機に取り換えたのです。ピンクのかわいいやつ。なんだかモリモリとやる気が出てきたのが不思議です。