第29回岡本太郎現代芸術賞入選!

このたび、第29回岡本太郎現代芸術賞(通称TARO賞)に入選しました!
オガワミチ、石倉かよこ、舘星華の3人のユニット『ミか星』です。
応募総数644点の中から21組、なんと約3%の確率です! 我ながらよく通ったと思います。
ほんとうにありがとうございました!
こちらのサイトで、できるかぎり記録を残してゆきたいと思いますので、よかったら参考にしてくださいね!

TARO賞について

これまでの受賞者は、山口晃、梅津庸一、サエボーグ、小沢剛、風間サチコ、キンチョメ、檜皮一彦(敬称略、順不同)などすごい方々ばかり。身近なところ(あくまでわたしにとってですが)では、さいあくななちゃんとか、去年は同じギャラリーの取り扱いで、仕事でご一緒したこともある仲村浩一くんが受賞しています。仲村くんのすごさを語り出すとまた長くなるのですが、つまりはそういう方々です。
とにかくちょっとやそっとじゃ歯が立たない、でも現代アートをやっていくなら一度はみんな、出さないまでも募集要項ぐらいは目を通している、避けては通れないアワードであることは間違いありません。

TARO賞に応募した経緯

8月1日〜31日の1ヶ月間、わたしはスタジオ型アーティストインレジデンスに参加していました。『余白のアートフェア福島広野』でご一緒したオガワミチさんの呼びかけで、やはり『余白〜』で知り合った舘星華ちゃんと3人で、古民家を改造したギャラリー「並樹画廊イチカワbranch」内をシェアし、作品制作するという計画です。
そして参加してすぐの頃ミチさんの提案により、このひと夏の取り組みとして『岡本太郎現代芸術賞』に応募することを決めたのです。
ミチさんから提案された当初、わたしは、来年の応募のために1年がかりで作品を作る、ぐらいの気持ちで考えていました。TARO賞といえば、上限5m×5m×5m、ちょっとやそっとでできる大きさじゃありません。ところが締め切りを確認したところ来年は募集がないことがわかり、ミチさんにも確認すると、
「決まってるじゃん。今年出すのよ」との返事(汗)。
そこから、文字どおりの「灼熱の日々」が始まったのです。
3人でブレーンストーミングを重ね、大きな模造紙に付箋を貼りながら、意見交換と意思確認をする。
ミチさんのライフワークでもある「多摩川グラフィック」をベースにすることは決まっていて、そこにどう3人の思いや疑問などを込めてゆくか、制作コンセプトを練りに練りました。
作品現物ではなく応募書類での審査なので、書類でいかに意図を伝えるかが大事です。
作品の雛形を制作する一方で、ステイトメント、3人のプロフィール、作品の全体がわかる画像やラフスケッチなどを作り込んでゆきました。

(次回に続きます)