武蔵美通信に入学しました
2016年の4月から、美大生になりました。
武蔵野美術大学(通称ムサビ)の造形学部
通信教育過程に入学したのです。
わたしの場合、ふつうの4年生大学を出ているので、
何単位かは認定されて、2年に編入できました。
(ちなみに、高校を出ている人は1年生から、
美大などの美術系の学校を出て専門単位を
とっている人は、3年編入もできます)
2年生なので、最短で、3年間通えば卒業ですが、
通常、そういう人はかなり少ないようです。
入学試験はないので、入るのは簡単ですが、
たくさんの課題や試験、スクーリングと、
こなしていくのがかなり大変でついて行けず、
ちゃんと卒業できる人は2割に満たないそう。
入るよりも入ってからの方が難しいというのは、
なんとなく海外の大学みたいです。
通信課程というのは、例えば一度社会に出た人や、
美大に行きたかったけど行けなかった人が、
やっぱりちゃんと美術の勉強をしたくて入る、
(わたしもこのタイプなのですが)
つまり仕事を続けながら学業もやるわけなので、
両立するのがなかなか大変なんですね。
それで続かなくて、やめてしまう人が大多数、
なのだそうです。
ときどき学校から届く資料によると、現在、
武蔵美通信在校生は2145人。
だけど学校で逢う顔ぶれはほぼ決まってるので、
来ることさえままならない人も、
多いのかもしれません。
ま、そんなことはさておき、
今はまだ2年生なので総合過程ですが、
3年になると専門過程に進んで、
各学科コースに分かれます。
わたしが選んだのは、油絵学科絵画コース。
一応ここを拠点にしておいて、日本画とか、
版画なんかの授業もとって、いろんなスキルを
身につけていきたいと思っています。
1年後、2年後の自分は、3年後、卒業する頃には、
どんな絵を描くようになってるんでしょうか。
楽しみで楽しみで、わくわくしています!
あと、学芸員の資格を取れる授業もあるので、
もちろん選択して、知識を身につけたい。
世界中にあるたくさんの名画についても学んで、
絵を描いて行くための糧にしたいし、
それとはべつに、世の中の人々に、美術のことを
もっともっと広めて、親しんでもらえたらいいな、
と思っています。
だって美術っていうと、何かこう、堅苦しくて、
一部の人たちのためのもの、
って印象があるじゃないですか。
そうじゃなくて、もっと人々に近くて、
生きてゆくために役立つものだということを
知ってほしいし、実際役立ててほしいのです。
だって、美術って、そもそも、
そういうことのためにあるんですよ。
人が生きていて、困難にぶつかったりして、
他の何で解決することもできなくなったとき、
最後の最後に助けになってくれるもの。
そのために公共の美術館や博物館はあるわけで、
これはみんなの財産だから、使わないと損。
そのために、自分ができることは何だろう。
勉強しながら、考えて、
見つけていきたいと思っています。
わたしは、人に何かを伝える表現手段として
絵を選んだけど、文章だって、
これからは使っていこうと思います。
せっかくライターを仕事として20年以上も
やってきたんだから、
使わないともったいないですよね。
書いてないと腕も鈍るし(笑)。
そんなわけで、ブログにもたくさんいろんな
役に立つことを書いていきたいと思います。
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